URの内見は雨の日こそチャンス?築古団地の弱点を見抜く11項目

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UR賃貸の内見は、できれば晴れた日に行きたい。

そう考える人は多いと思います。

部屋も明るく見えますし、団地全体の印象も良く感じやすいからです。

しかし、築年数の古いUR団地を選ぶなら、雨の日の内見はむしろチャンスです。

晴れた日には分からない、

・共用部の水はけ
・窓まわりの雨染み
・湿気
・排水の状態
・雨音
・坂道や階段の滑りやすさ

などが見えやすくなるからです。

私自身、築40年を超えるUR賃貸団地で4年以上暮らしていますが、古い団地ほど「雨が降ったときにどうなるか」は確認しておいた方がいいと思っています。

これからURを内見する方に向けて、雨の日だからこそ見ておきたいポイントをまとめます。

雨の日は「悪い条件」で部屋を確認できる

晴天の日は、どんな物件でも比較的きれいに見えます。

窓から光が入り、共用通路も乾いていて、団地全体も明るく感じます。

しかし実際に住み始めれば、当然雨の日もあります。

しかも梅雨や台風の時期には、数日間雨が続くこともあります。

そのため内見では、

「一番条件の良い日」ではなく「条件の悪い日にどうなるか」

を見ることも重要です。

1.共用廊下や階段に雨が吹き込んでいないか

まず見たいのが、共用廊下と階段です。

築古URでは、廊下や階段が外気に開放された造りになっている住棟が多くあります。

そのため風向きによっては、雨がかなり吹き込むことがあります。

内見時には、

・床がびしょ濡れになっていないか
・階段に水がたまっていないか
・滑りやすくなっていないか

を確認してみてください。

毎日通る場所なので、雨のたびに滑りやすくなるようでは不便です。

2.エントランス前や通路に水たまりができないか

団地の敷地内は広く、建物まで少し歩くことがあります。

晴れの日には普通の通路でも、雨が降ると大きな水たまりができる場所があります。

特に、

・建物入口
・自転車置き場周辺
・ゴミ置き場への通路
・駐車場から建物までの道

は見ておきたいところです。

高齢者や足腰に不安がある人なら、水たまりだけでなく段差や傾斜も重要になります。

3.ベランダの排水がきちんと流れているか

雨の日に内見できるなら、ベランダも必ず見ておきたい場所です。

確認したいのは、

雨水がきちんと排水口へ流れているか

です。

排水口の周囲に落ち葉や泥がたまっていると、水が流れにくくなっている場合があります。

またベランダの一部に水が残っているなら、勾配が弱い可能性もあります。

少量なら問題ないこともありますが、大きな水たまりができている場合は気になります。

4.窓まわりに雨染みがないか

築古URで特に注意したいのが窓まわりです。

晴れた日は何も分からなくても、雨の日には、

・窓枠の周囲が濡れている
・壁紙に染みがある
・サッシ下部に水がたまっている

といった状態が見つかることがあります。

もちろんサッシの結露と雨漏りは別物ですが、雨の日にしか確認しにくい症状もあります。

窓の四隅やサッシ下部は、少し時間をかけて見ておいた方がいいでしょう。

5.北側の部屋が湿っぽくないか

築年数の古い集合住宅では、北側の部屋や収納に湿気がこもりやすい場合があります。

雨の日なら、その傾向がより分かりやすくなります。

部屋に入ったときに、

・湿ったにおいがしないか
・押し入れの奥が冷たく湿っていないか
・窓まわりに結露跡がないか

を確認してみてください。

壁紙がきれいでも、収納の奥に黒ずみや変色が残っていることがあります。

6.排水口のにおいが強くならないか

雨の日は、排水や下水のにおいが気になりやすくなる場合があります。

内見では、

・洗面所
・浴室
・キッチン
・洗濯機排水口

のにおいも確認しておきましょう。

空室期間が長く、排水トラップの水が減っているだけの場合もあります。

ただし強いにおいが続いているなら、原因は確認した方が安心です。

7.最上階なら雨音を確認する

最上階を検討しているなら、雨音も確認しておきたいポイントです。

屋根の構造によっては、強い雨が降ると音が室内まで伝わる場合があります。

また最上階では、屋上排水の状態も重要です。

普通の雨では問題がなくても、豪雨時に排水が追いつかないケースも考えられます。

内見中に雨が降っているなら、窓を閉めた状態でしばらく静かにして、音を確認してみるといいでしょう。

8.ゴミ置き場まで傘を差して行けるか

意外と見落としやすいのが、ゴミ置き場までの動線です。

晴れの日なら気にならなくても、

雨の日にゴミ袋を持ち、傘を差して歩く

と考えると印象が変わります。

建物からゴミ置き場まで遠い場合や、途中に階段がある場合は、それだけ負担になります。

特に高齢者や荷物を多く持つ人は、生活動線として確認しておきたいところです。

9.自転車置き場やバイク置き場も見る

自転車やバイクを利用する人なら、雨の日の駐輪環境も重要です。

屋根があっても、

・横から雨が吹き込む
・地面に水がたまる
・出入口がぬかるむ

ということがあります。

また駐輪場から自宅棟まで距離がある場合、雨の日にはかなり面倒に感じることもあります。

10.駅から団地まで実際に歩いてみる

雨の日に内見するなら、できれば最寄り駅やバス停から団地まで歩いてみることをおすすめします。

晴れの日には気にならなかった道でも、

・水はけが悪い
・坂道が滑る
・傘を差すと歩きにくい
・歩道が狭い

ということがあります。

毎日の通勤や買い物で使う道なら、雨の日の状態も生活の一部です。

11.スーパーまでの距離も雨の日だと印象が変わる

物件情報では、

「スーパーまで徒歩8分」

と書かれていても、実際に雨の日に8分歩くとかなり長く感じることがあります。

買い物袋を持ち、傘を差しながら帰ることまで考えると、

徒歩5分と徒歩10分の差は意外と大きい

ものです。

URは長く住む人も多いので、車を使わなくなった将来まで考えるなら、買い物動線は重視した方がいいと思います。

雨の日でも部屋が暗すぎないか

雨の日の内見では、部屋本来の明るさも分かりやすくなります。

晴天の日は太陽光が強いため、多少条件が悪い部屋でも明るく見えます。

しかし曇天や雨の日でも十分に明るければ、普段の生活でも比較的明るく感じやすいでしょう。

特に北向きの部屋や、向かいの住棟が近い部屋では確認しておきたいポイントです。

雨の日の共用部はその団地の日常が見えやすい

室内だけでなく、共用部分もよく見てください。

例えば、

・濡れた傘が通路をふさいでいないか
・階段や廊下が滑りやすくないか
・排水溝が詰まっていないか
・共用部に雨漏り跡がないか

などです。

建物がきちんと管理されているかどうかは、悪天候の日の方が分かりやすい場合があります。

雨の日だけで決める必要はない

もちろん、雨の日だけ見て物件を決める必要はありません。

むしろ理想は、

晴れの日と雨の日の両方を見ること

です。

晴れの日には日当たりや眺望を確認できます。

雨の日には水はけ、湿気、排水などを確認できます。

それぞれ違う情報が得られます。

私なら雨の日はここを重点的に見る

私自身が築古URを雨の日に内見するなら、次の順番で確認します。

1.窓まわりの雨染み
2.北側の部屋と収納の湿気
3.ベランダ排水
4.階段・廊下の水たまり
5.ゴミ置き場までの動線
6.建物入口の水はけ
7.駅やスーパーまでの歩きやすさ

部屋の壁紙や設備は入居前に修繕されていても、建物の立地や水はけは自分では変えられません。

だからこそ、雨の日にしか分からない部分を先に確認しておく価値があります。

まとめ|築古URは雨の日に見ると弱点が見えやすい

URの内見というと、晴れた日に行く方が良い印象を受けやすいと思います。

しかし築年数の古い団地なら、雨の日だからこそ分かることがあります。

水はけ、湿気、窓まわり、排水、雨音、生活動線。

こうした問題は、実際に住み始めてから気づいても簡単には変えられません。

もし内見の日が雨だったとしても、

「今日は運が悪かった」

と思う必要はありません。

むしろ、

「この部屋の本当の弱点を確認できる日」

くらいに考えて、普段より少し細かくチェックしてみるといいと思います。

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